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バストの形の種類

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土井 萌さん

【記事監修】
※補正下着に関する内容のみ監修

土井 萌(ランジェリースタイリスト/補正下着&ボディエステサロンSunny代表)

下着によってコンプレックスが解消し、自信を持てた経験から補正下着とランジェリーで『もっと自分を好きになる』女性を増やすべく活動中。補正下着フィッター歴11年。

バストは大きさだけでなく形も重要です。バストの形にはさまざまな種類があり、主に以下の7種類に分けられます。

まずはそれぞれのバストの特徴をご紹介します。

半球タイプ

半球タイプはおわん型が上下に均等にボリュームアップした形のバストで、日本人女性に多いタイプ。バストの高さと直径がほぼ同じで、ふっくらとしたバストです。

正面から見るとキレイな丸い形をしており、比較的大きいサイズのバストです。胸が垂れないように、正しいサイズのブラジャーを着用し、適切なマッサージを施して美しい形を保ちましょう。

お椀タイプ

お椀タイプはふっくらと丸みのあるフォルムの、お椀を伏せたような形のバスト。半球タイプに似た形ですが、半球タイプより若干サイズが小さいバストです。

上下均等に脂肪が付いており、均整の取れた形とされています。女性に人気のあるキレイなバストで、バストトップが上に向いているのが特徴です。

皿タイプ

皿タイプはバストサイズが小さめの人に多い形で、浅めのお椀のようなフォルム。バストトップとアンダーバストの差が小さいのが特徴です。

ボリュームアップしにくいタイプですが、補正下着やマッサージ以外に食事にも気をつけることでサイズアップが目指せる場合も。

円錐タイプ

円錐タイプは、胸の幅よりも高さがあるタイプです。豊かにふくらんだデコルテが、長く突き出したような形です。「ロケット型」「ロケット乳」とも呼ばれ、欧米の女性に多い大きめサイズのバストです。

乳腺が発達しており、脂肪が少ないのが特徴。全体的に弾力がある、少し固めの触り心地のバストです。遺伝によるところが大きく、後からこのタイプを目指すのは難しいとされています。ハリがあるのでノーブラでも美しい形を保てて、ブラジャーをすると谷間がくっきり出てセクシーです。

大きな胸が好きな男性に人気がありますが、バストケアを怠ると型崩れしやすいのが悩みの種。サイズの合ったブラジャーを身に付け、ナイトブラもしっかり着用しましょう。

釣鐘タイプ

釣鐘(しずく)タイプはいわゆる「巨乳」で、脂肪が多く抜きんでたボリュームが特徴です。トップバストとアンダーバストの差が大きく、バスト全体がずっしりしています。

バスト上部より下部のボリュームがあり、乳首の位置は比較的下にあります。ワイヤー入りのブラジャーを日常的に身につけ、ナイトブラもしっかり着用しましょう。

過剰なダイエットや加齢で急激に体重が減少すると、バストの脂肪も減ってしわができやすくなります。その上、垂れやすさに歯車がかかってしまうので、注意しましょう。

三角タイプ

三角タイプは、デコルテのふくらみが少なく、胸の横幅に比べて高さがないのが特徴。バストトップが上向きになっているのもポイントです。

胸が垂れているわけではないのですが、デコルテ部分にボリュームがないため、カップ数の割に小さな胸に見られてしまうことも。

特に、半球型やおわん型の胸が加齢や妊娠・出産・授乳などでボリュームダウンしてしまうことが原因とされている形です。しかし乳腺がしっかり発達しているタイプなので、脂肪を増やすことでボリュームアップを目指せる場合も。

下垂タイプ

下垂タイプは、名前の通り下方に垂れ下がったバストのこと。ヤギの乳のようなフォルムをしていることから、ヤギ型と呼ばれることも。

もともとのサイズから、エイジングの進みやバストの揺れなどが原因で、クーパー靭帯が伸びて下方に垂れ下がってしまった形です。

クーパー靱帯が伸びきってしまう主な原因には、以下の2つが考えられます。

クーパー靭帯はバストのハリや美しさを保つのに欠かせない組織なので、いつまでも美乳を保ちたい方は日常的な努力が必要です。

日常的にブラジャーを身に付け、コラーゲンの多い食事をして、激しい運動時にスポーツブラを付けることで、クーパー靭帯の損傷を軽減できます。

胸の形が崩れるのを防ぐには?

バストのエイジングを止めることは難しいですが、セルフケアでキレイなバストの形を保つことができます。

以下で簡単にできるバストケアを3つ紹介しますので、ぜひ日常生活に取り入れて美乳を目指してください。

ストレッチで筋肉をほぐす

デスクワークなど長時間前傾姿勢でいる状態が続くと、肩甲骨まわりの筋肉が使われず衰えていきます。バスト全体を支えている肩甲骨まわりの筋肉が衰えると、バストが垂れてハリがなくなる原因になります。

そこでおすすめなのが、肩甲骨ストレッチ。肩甲骨まわりを柔軟にして、やわらかい筋肉をつけることで、ハリのある美乳を目指せます。

肩甲骨ストレッチの手順は以下の通りです。

手を頭上に上げる際に、腹部にしっかり力を入れるのがポイント。肩甲骨周りが気持ちよくほぐれ、背中がポカポカしてきたらうまくストレッチができている証拠です。

グーパー推拿で刺激を与える

左右のバストが離れている場合は、グーパー推拿(すいな)がおすすめです。推拿(すいな)とは、中国の伝統的な自然療法のこと。

グーパー推拿の手順は以下の通りです。

テレビを見ながらでもできる簡単な体操で、寝る前がおすすめ。マッサージオイルを使うと、滑りが良くなりますよ。

食生活を見直してみる

バストの形をキレイに保つためには、食生活を見直すことも大事です。女性ホルモンのバランスを乱す食べ物は、添加物が入った「インスタント食品」や体を急激に冷やして自律神経を乱す「冷たい飲み物」。

美乳のためには、カフェインの摂り過ぎや過度なダイエットも控えましょう。女性ホルモンのバランスを保つとされるビタミンEは、積極的に摂りたいビタミンです。アーモンドやアボカド、ほうれん草、豆乳、紫蘇などが、ビタミンEを多く含んでいます。

自律神経のバランスを整えるとされる葉酸も、摂取したい栄養素の一つ。ブロッコリーや枝豆、芽キャベツ、ほうれん草などに多く含まれているので、毎日の食事にぜひ取り入れてみてください。

補正下着選びも大切

バストの形をキレイに保つためには、補正下着選びも大切です。自己判断でサイズを決めず、正しくサイズを測った自分に合った補正下着を身に付けましょう。

サイズが合わないブラジャーを付けていると、体を締め付けることになったり、胸のお肉が流れたりします。また睡眠中のバストは上下左右に流れやすく、理想の形から崩れやすい状態にあります。

そのため、寝ている時でもノーブラではなくナイトブラでメリハリのあるバストをキープすることをおすすめします。とは言え、夜は睡眠が何より大事。ナイトブラをつけて苦しさを感じるなどで眠れないぐらいなら、ノーブラでしっかり眠る方がいいです。

まとめ:バストケアを取り入れて形崩れを予防

バストの大きさと形は、女性のボディラインの見え方に影響するため大切な部位といえます。まずは、肩甲骨まわりの筋力の凝りや衰えを予防するために、ストレッチを行って背中や肩甲骨周りの筋肉をほぐしてあげましょう。

また、左右のバストが離れている状態が気になる場合は、バストを中央に寄せる体操を行うこともおすすめです。ほかには、過度なダイエットや甘いものの摂りすぎなどを控えて、栄誉バランスの良い食生活を送ります。バストサイズに合った補正下着を着用しながら生活を見直し、バストの形をキレイに保っていきましょう。

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