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【記事監修】
※補正下着に関する内容のみ監修
土井 萌(ランジェリースタイリスト/補正下着&ボディエステサロンSunny代表)
下着によってコンプレックスが解消し、自信を持てた経験から補正下着とランジェリーで『もっと自分を好きになる』女性を増やすべく活動中。補正下着フィッター歴11年。
ボディラインを理想の形に近づけてくれる補正下着ですが、体型や季節にあったものを使用していないために、蒸れなどが原因による肌トラブルに悩まされている方も少なからずいらっしゃるようです。補正下着はできるだけ長くつけ続けることで高い効果を発揮するもの。快適に長く補正下着をつけ続けるためにも、対策方法などをしっかりとチェックしてください。
このページでは特に『蒸れ』による肌トラブルについて解説いたします。
下着の素材や金具が皮膚と擦れ合ったり、締め付けがキツすぎるゴムのせいで発生するかぶれですが、夏の暑い日などには蒸れることによって起きてしまう場合もあります。症状は人によっても違いますが、赤みを伴う湿疹がでたり、ヒリヒリしてしまう方が多いようです。
通気性が悪かったり、締め付けが強い補正下着を夏の汗をかきやすい時期などに着用することで肌がダメージを受け、かゆみにつながってしまいます。バスト周辺やデリケートゾーンは特に気を付けたい部分です。
こちらは蒸れが直接の原因にはなりませんが、ブラジャーやショーツによる肌への摩擦や圧迫が続き、その部分だけ肌が黒くなってしまう場合があります。水着など、肌が見える格好をするときに目立ってしまうので悩んでいる方が多い症状なのでご紹介しました。
身体を締めることで理想のボディラインへ近づける補正下着。特に薄着になる夏に人気のアイテムです。しかし、夏は同時に汗のかきやすい季節。補正下着と肌の間に溜まった汗が蒸れとなって、かゆみやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす原因になります。こまめに汗を拭き取る以外にもいくつかの改善方法があるので、ぜひチェックしてみてください。
一般的に補正ブラは、ワイヤーによってふっくらとしたバストが作り上げられていますが、着心地重視のノンワイヤーブラなら、硬いワイヤーによる刺激や食い込むことで発生する蒸れを防げます。ノンワイヤーは補正力が心配…という方もいらっしゃるかもしれませんが、今は工夫された設計で優しいつけ心地ながらしっかりとバストを補正してくれるブラジャーも多く販売されています。
高い補正力を求めるあまり、締め付けの強いものを選んでしまうと、肌を余計に圧迫したり擦れてしまうため、かぶれや黒ずみの原因になってしまいます。試着できる場合は事前にしっかりと自分の体にあった補正力のものを選ぶようにしてください。その際に少し動いてみてどこか擦れるところがないかも注意深く観察するようにしましょう。
メッシュ素材は特に通気性がよく、夏の熱がこもりやすい時期にはおすすめです。他にも速乾性に優れていたり、冷感素材を使用していたりと、快適に過ごすために色々な工夫がなされた補正下着も多く製作されています。
特に肌が弱いと自覚がある方は、素材選びにもこだわりましょう。ポリエステルなどの合成繊維は余計にかぶれの原因となりやすいです。肌に優しい綿やシルクの素材が使われているものがおすすめです。また、レースの素材が好きという方も、クロッチの部分には天然素材が使われているものを選ぶようにしましょう。
体型や季節に適していない補正下着は、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。とくに夏はたくさんの汗をかきますので、下着の中が蒸れてしまうでしょう。かゆみやかぶれなどのトラブルを予防するために、夏に着用する補正下着は通気性の良いものを選ぶことがおすすめです。
また、引き締め感がソフトなタイプやノンワイヤーのブラジャーに替えて、できるかぎり蒸れにくい状態を整えましょう。冬は乾燥しやすい季節のため、摩擦によるかゆみが起きやすくなります。1年中同じ補正下着を着用せずに、季節に適したタイプの下着を準備することがおすすめです。肌が弱い方は、肌に優しい綿素材やシルクなどの素材を選んでみてくださいね。