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補正下着の洗濯方法

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土井 萌さん

【記事監修】
※補正下着に関する内容のみ監修

土井 萌(ランジェリースタイリスト/補正下着&ボディエステサロンSunny代表)

下着によってコンプレックスが解消し、自信を持てた経験から補正下着とランジェリーで『もっと自分を好きになる』女性を増やすべく活動中。補正下着フィッター歴11年。

ここでは、補正下着の洗濯方法について詳しく解説しています。

洗濯の仕方

洗濯機OKの補正下着でも、できるだけ手洗いした方が長持ちします。まず、洗面器などに約30℃くらいのぬるま湯をたっぷり用意しましょう。下着を入れる前にお持ちの下着に合った洗剤を溶かしておきます。下着専用でなくてもおしゃれ着用の洗剤で代用できるものもあります。商品によっては蛍光剤、柔軟剤などが入っている洗剤は使用がNGのものもありますので確認しましょう。

用意ができたら、ブラジャーのホックをかけてファスナーはとめて、レースなどに引っかかるのを防ぎます。ブラジャーのパッドに洗剤が残りやすいため外して別で洗うこともおすすめです。下着を裏返しにし、1枚ずつ優しく押し洗いか振り洗いしてください。強く揉み洗いをしてしまうと、形崩れやほつれ、傷の原因になってしまいます。その後十分にすすぎ、タオルで挟み、優しく水分を取ってあげましょう。

干す時のコツ

タオルで水分をとったら、すぐに形を整えて陰干しをします。色移りや色にじみ、しわの原因になってしまいますので、濡れたまま放置というのは厳禁です。

また、直射日光を避けるのも大切なポイント。紫外線に当たってしまうと生地の劣化や変色につながってしまいます。

早く乾かしたいからと言ってストーブの近くで干すのも避けましょう。アイロンや乾燥機の使用も縮みを引き起こしてしまうので厳禁です。

手洗いがおすすめなのはなぜ?

繊細な装飾など綺麗な状態を保てる

補正下着にはレースなど、細かい装飾があしらわれていることが多いです。それらを洋服などと同じように洗濯してしまうと、せっかくの装飾がほつれたり傷んだりしてしまう原因になります

型崩れが防げる

ワイヤーやサイドボーンが入っているブラジャーやウエストニッパーなどは洗濯機に入れてしまうとワイヤーが歪み、長めのボーンだと折れる、サポート力が落ちるなどのトラブルが発生してしまう可能性があります。

手洗いマークがついているけど洗濯機でもOK?

ここまで「手洗い」をおすすめしてきましたが、場合によっては洗濯機で洗うこともできます。洗濯機を使用する場合は次の点に注意してください。まず、洗濯機に入れる前にブラジャー以外の補正下着アイテムで汚れや装飾のダメージが気になる際は裏返してください。そして、必ず洗濯ネットに入れるのですがまとめて入れずに一つずつ、ブラジャーはブラジャー用の洗濯ネットに、ほかのアイテムはちょうどいいサイズのものに入れるようにしましょう。最後に洗濯機のモードは「おしゃれ着コース」「弱水流コース」「ドライ洗い」「手洗い」など優しく洗えるコースを選んでください。

注意したいこと

洗濯の方法などをご紹介してきましたが、他にも注意したい点があります。洗濯した後の補正下着の保管方法ですが、しっかりと乾かさなかったり、湿気の多い場所で保管したりしてしまうとカビの原因になります。また、直射日光の当たる場所においてしまうと生地が傷むことも。補正下着を綺麗な状態なまま保つためにも保管方法も重要なポイントです。

つけ置きOKの補正下着用洗濯洗剤も販売されている

手洗いはどうしても押し洗いや振り洗いが面倒ですよね。補正下着用洗濯洗剤の中には5分間ほどつけ置いて、すすぐだけでOK、お風呂で体を洗っている間に洗濯が完了してしまう手軽な洗剤も発売されているんです!ぜひ少しでも補正下着を綺麗な状態で保つためにも、長く続けられるお手入れ方法を探してみてください。

まとめ:適切な洗い方と保管できれいな状態を維持

自分に合った補正下着を長く使い続けるためには、その下着に適した洗濯方法と保管の仕方を意識することが大切です。できるかぎり手洗いすることが望ましいですが、下着によっては手洗いではなく洗濯機で洗うことも可能です。その場合は、洗濯ネットに入れて、優しく洗えるコースで洗濯してみてください。

洗濯後は、ブラジャーやボディスーツなど形をしっかり整えて陰干ししましょう。直射日光が当たると、素材が傷む可能性があります。また、補正下着の保管においても、通気性が良く詰め込みすぎないような引き出しの使用をおすすめします。このように、優しく手洗いやコースで洗濯し、形を整えながら干してたたみ、ゆったりとした引き出しで保管するようにしましょう。

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