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【記事監修】
※補正下着に関する内容のみ監修
土井 萌（ランジェリースタイリスト／補正下着＆ボディエステサロンSunny代表）
下着によってコンプレックスが解消し、自信を持てた経験から補正下着とランジェリーで『もっと自分を好きになる』女性を増やすべく活動中。補正下着フィッター歴11年。
伸縮性の少ない素材で体の脂肪を一定の位置に固定する効果のある補正下着。着用することで理想的な体型に近づけることが魅力ですが、着用頻度には注意が必要です。
一般的な下着に比べ、サポート力やフィット感が強いのが補正下着ですので、初めて着用する際はアイテムに慣れるために短い時間から着用していくこともおすすめです。特にボディスーツと呼ばれる体全身を覆うタイプのものは、きついのを我慢して着用し続けていると気分が悪くなってしまう方もいるため、サイズが合っていることに加え、着用感が苦しく感じないことも大切です。
そのような事態を避けるためにも、昼間着用しても夜はリラックスできる下着に着替えて体を開放してあげるなど、場面に応じて使い分けることが大切です。
補正下着をダイエット目的で着用を考えられる方もいます。補正下着は着用しながら体型を整えるものであり、脂肪を燃焼させたり、体重を落とすものではありません。
補正下着は着用している間にマッサージ効果のある生地が体のむくみをとってくれたり、脇高設計のブラジャーが流れていきやすいバストをしっかりと集めてキープしていったりと、着用を続けることで体型を整え、脱いだ時もキレイに整っているようにグッと良くしてキープしていくものです。
体型変化は個人差があります。早くサイズダウンしたい！体重を落としたい！などをお考えの方は根本から身体の問題を解決する必要があるのです。
下着だけでは体重を落とすことはできませんが、補正下着は姿勢が悪いのを矯正したり、筋トレやスポーツをする際に着用して効率的に鍛えたりするのに役立ちます。
補正下着はあくまでサポートするアイテムだという認識を持ち、ご自分のお悩みにあったケアを取り入れていくことも重要です。
なお、自分自身の筋力を鍛えることで日常的に着用する頻度が減り、身体が痛いときのみ補佐する目的で補正下着を使用したり、お洋服に合わせたりスタイルを良く見せたりしたいときだけの着用で済むようになるでしょう。
筋トレと聞くと、キツくて続かないというイメージがあるかもしれませんが、腹横筋は腹式呼吸を始めとする簡単なエクササイズで鍛えることが可能です。
1日5分のトレーニングでも十分効果があるので、補正下着の購入を検討する前に、一度トレーニングにチャレンジしてみることをおすすめします。
補正下着をどれくらいの頻度で身につけているかによって下着の買い替えやお直し時期も変わってきます。
諸説ありますが、1着の下着の理想的な着用回数は100回程度であるとされており、この使用回数は週に2回着用した場合1年ほど持つという想定です。下着の素材や扱い方によって差はありますが、補正下着の機能を存分に発揮するためのおおよその目安として知っておくと良いでしょう。紹介した数字はブラジャーの場合であり、ショーツはブラジャーより早く劣化するため定期的に買い替えましょう。
同じショーツを2つ買っておくとブラジャーを買い替えるまで上下セットで使うことができます。また、着用回数が一般的な回数を満たしていなくても、体重が3～4kg増えてバストのサイズが変わったり、お尻回りに脂肪がついてショーツがきつかったりする場合も、下着の買い替えを検討した方が良いタイミングです。
特に年齢を重ねたり、妊娠や出産を経験したりしたときは体形が変化しやすいです。補正力の低下した下着を着用し続けていると自分の体まで緩んでしまいます。体形崩れを防ぐためにも、寿命の過ぎた下着を使い続けるのは避けましょう。
寿命が過ぎているかを見分けるポイントはいくつかあり、ストラップの伸びやワイヤーの変化、カップの型崩れ、サイドボーンやアンダーベルトの状態などから知ることができます。ストラップが波打っている時は、ストラップが伸びたり劣化している場合があったり、ワイヤーが歪み骨に当たって痛かったりする場合は、身体を傷つけてしまう危険性があるのでできるだけ早く買い替えやお直しをしましょう。
加えて、カップが変形し、シワやよれがある時や、購入時のカップの形をキープ出来きなくなっていたり、アンダーも波うっていて締め付けが弱くなったなと感じたりするときも買い替え時のサインです。まだ使用できると思い、捨てるのをもったいなく感じるかもしれませんが、きちんと胸のふくらみを守ったり、バストを正しい位置に保ったりする機能が低下しているので処分すべきです。
ショーツは傷んできたり、匂いや汚れが気になりだしたりしたらすぐに買い替えるべきです。汚れたものを使用し続けると菌が繁殖してニオイの原因になります。ブラジャーもショーツも、女性の肌に直に触れる大切な衣類であるため、買い替え時のサインを見逃さず、定期的に新しいものに取り換えることが重要です。
下着が寿命かどうか、どのようなところで見分ければよいのか気になるところ。ここでは、下着の寿命サインで見るべきポイントについて詳しく説明していきます。
まず、ブラジャーのポイントについて説明していきます。
カップ同士をつけてみた時、ぴったりとくっつくことがなくて間ができている場合、ワイヤーに歪みが生じている可能性があります。美しいバストをキープするために重要な役割を担うワイヤーが歪んでしまうと、補整力などをしっかりと発揮できずにバストの形が崩れてしまうケースがあります。
また、ワイヤーは硬い素材を使用してつくられているため、生地が破けてワイヤーが飛び出すとバストに触れてケガをするリスクがあるのです。ワイヤーが歪み肌にあたっていると肌が黒ずみ色素沈着をおこしたり、バストの形にも影響があります。以上のことから、歪みやカップの破れなど気になる部分を発見した場合、早めに交換しましょう。
カップ部分に、シワやへこみなど見られませんか？買ったばかりのブラジャーは、ふんわりと丸いカップ、そして全体的にハリが見られるのが特徴です。繰り返し着用しているとカップがへこんでしまったりシワがでてしまったりします。その状態になると、しっかりバストを包みこめず、美しいバストラインのキープが難しくなってしまいます。
長い間使い続けていることで、アンダー部分やサイド部分の生地が薄くなってしまったりよれてしまったりすることも。そうなると、バストを支える力が弱くなってしまうのです。着用しても、せっかく集めたバストが逃げてしまったり、うまく支えるたりすることができずにズレが生じやすくなります。
ショーツやガードルのポイントについて説明していきます。
長く使用しているとショーツもダメージが生じやすいため、生地が薄くなっていないか確認が必要です。生地が薄くなることで、フィット感が失われてしまいやすく、ショーツの持つ補整効果を発揮することができないため注意しましょう。
ウウエスト部分や足のあたりなどのゴムが伸びてしまうと、ヒップのホールド力が弱まってしまいます。ウエストやヒップのゴムがゆるくなり、フィットしなくなったら新しいショーツを購入して履き替えるのがおすすめです。
補正下着から寿命のサインを確認するほかにも、体重が増減したり年齢によってボディラインが変わったりした場合も、サイズを測り直した方が良いタイミングです。補正下着や自分の体型をチェックして、定期的に新しい補正下着に買い替えやお直しをしてあげましょう。適切なサイズの補正下着を着用し、より補正力を発揮しやすい状態をキープすることは大切ですよ。
